約10年前、当社に18歳の若者が入社してきました。
2名の入社で、もう一人は25歳くらいの中途採用でした。
その18歳の若者に「なぜ入社したの?」と聞くと
「もうすぐ子供が生まれ家族を養ってく為」
との事でした。
導入研修は2日間、僕がやりました。
見た感じも、受け答えも、どう見ても、もう一人の25歳の方が良く見えてしまいます。
でも18歳の方は、何と言うか、何も持っていないけど、希望と決意だけ持ってるという感じでした。
目が真剣だった事をよく覚えています。
その2名は現場配属後、稀にみる成長角度でした。
結果として25歳の方は「国に帰る事になった(韓国だったので)」という事で退職となりました。
もう一人の18歳は今でも当社にいます。
最も業績が良く、最重要組織の総責任者となっています。
一言でまとめると、そんな感じでサクセスストーリーのように聞こえますが、実際はそうではありませんでした。
入社後の経緯は個人的にも組織的にも実績を上げ、ある支店の支店長までなりました。
そして、その支店(大赤字だった)を黒字転換させた後、組織変更や事業体系の変更等々があり、彼は本社に帰ってきました。
本社で新しい任務にあたっていましたが、彼の上司に新しい役員が就く事になりました。
彼はその役員と中々ソリが合わずというか、嫌われてというか、彼の組織は解体となり、外されてしまいました。
その上司は彼を辞めさせたかったらしいです。
彼はたった一人で再度、営業活動を開始しました。
そこで、当社創業以来の実績記録を出しました。
完全復帰です!!
そこから再度組織を持ち順調に拡大し、新規事業を立ち上げました。
またまた、その時に当時の部下の謀略というか足の引っ張りで大きなダメージを受け、降格しました。
また、根拠のない疑惑を周囲に喧伝されていました。
僕にもその情報が入ってきました。(その為に相手は策を弄していたのですが)
当時の役員に「もし、それが本当ならクビにしろ、但し事実かどうかを調査して報告するように」と指示をしました。
そういう事はないと思っていましたが、足の引っ張り合いになるのを避けたかったので、うわさでの判断ではなく事実を明確にする必要がありました。
当社は実力主義が基本で、健全な競争環境は必要だと思っていますが、他人を蹴落としてライバルの足を引っ張って相対的に自分の評価を上げるという事は絶対に許しません。
結果は当然「シロ」です。
今がゴールではないですが、今に至るまで「悔しくて悔しくて仕方がない!!」という事も数多くあったと思います。
悔しすぎて涙を流した事も知っています。(奴が泣いたところは3回くらい見た事あるけど)
その時に僕が社長として慰めたり手を差し伸べたりする事は、やろうと思えばいくらでもできましたが、しませんでした。(当然、仲間なのでコミュニケーションは取りますが)
彼は自分の力でリベンジしてきました。
その後の様々な苦境や挑戦に中心的な役割を果たしてきました。
今、僕の一番近くにいて、最も重要な組織を担っています。
ナルシストで勘違いされやすいし、本人も強い部分と甘い部分もありますが、ビープラスと共に10年という歴史(歴史って程の年数じゃないけど)を歩んできました。
何があっても、どんな環境であっても、腐らずに、前を向いて、自分で這い上がってくる力。
何にも勝る信用です。
ビープラスマンのみんなに伝えたい事は、自分自身の存在価値は環境や能力ではなく、自分自身の意思の強さが決めるという事です。
mercy.
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